噛みあわせと入れ歯の１日セミナーを開催

噛みあわせと入れ歯の１日セミナーを開催

2025年9月29日

　先日、９月２８日は東京で噛み合わせと入れ歯を学んでいただくための、１日セミナーの講演をさせていただきました。

 

 

　どのように噛み合わせを治療していくのか、安定した入れ歯治療をどのようにするのかという講演なのですが、こういったことは意外にも曖昧なまま歯科医療が行われていることが多くございます。

 

　歯を守っていく上で、噛み合わせというのはとても重要なことです。

 

　ですが、噛み合わせをどのように安定させるのかというのはとても難しい知識・技術なのです。

 

　そして、世界的には噛み合わせ診断には噛み合わせの器械などを用いて診断する必要がありますが、そのような検査は歯科の健康保険にはない（請求項目がない）のが現状のため、多くの歯科医院でこの機器を用いた噛み合わせ診断が行われていない、検査方法を知らないのが日本の歯科の現状です。

 

噛み合わせを診断する器械

 

なので、インプラントや入れ歯、差し歯、矯正治療などをした後に、患者様が噛み合わせが変だなと感じられても対応できないということがあり、噛み合わせ検査などをせず経過を見ましょうというお話される場合が多く存在いたします。

 

　噛み合わせというのは歯周病や矯正治療、インプラント治療や入れ歯治療など全ての治療の基本となり、噛み合わせが狂えば、全ての治療が無駄になってしまうくらい大切なものになります。

 

　そんな難しい知識を私の師でもある稲葉繁先生は世界の研修を受けてこられ、その噛み合わせの知識と技術を集約して、何十年にも渡り多くの先生方に歴史的背景から今に至るまでの噛み合わせの理論を教えておられます。

 

　そのような先生のもとで８年間勤務し、学ばせていただいたことは私の歯科医師人生の宝となっております。

 

　その知識を少しでも多くの先生方と共有ができればと思い、講演をさせてただいております。

 

　これからの歯科医療の発展のため、患者様のために私ができることはしていきたいと強く感じます。

 

　また、稲葉歯科医院に勤務時代に切磋琢磨した、小西先生、林先生など多くの仲間の先生方と一緒に研修できることはとても有意義な時間です。

 

 

　研修前日には、私が理事を務めさせていただいているIPSG包括歯科医療研究会の幹部会・副会長就任パーティーが東京の銀座で行われました。素敵なパーティーを取り仕切っていただいた事務局や関係者に感謝です。

 

 

　そして、このように多くの先生方と一緒に学んでいけることに感謝です。

 

　最後までご覧いただき有難うございました。