基礎から学ぶ咬合・パーシャルデンチャー(ドイツ式入れ歯) 2days” の2日間研修(平成29年8月5、6日コース、10月28、29日コース)をさせていただきました。
北は北海道、南は沖縄まで全国各地の歯科医師、技工士の先生方にお集まりいただきました。
ドイツ式入れ歯治療に限らず、すべての歯科治療においての基礎は咬合(噛み合わせ)です。
そのため。咬合を考えずに入れ歯治療をしたとしてもどうしても上手くはいきません。
そして、その噛み合わせを考えた治療には噛み合わせの器械(咬合器)の使用は歯科治療では不可欠です。
噛み合わせの器械
今回の研修ではそんな噛み合わせの器械(咬合器)の実習やそれを使った実際の治療などを1日目に、2日目にドイツ式入れ歯の3種類(コーヌステレスコープ、リーゲルテレスコープ、レジリエンツテレスコープ)について実際の症例を用いながら講演させていただきました。
1日目は噛み合わせの器械(咬合器)の実習や実際の治療についての講演でした。
噛み合わせの器械(咬合器)の構造・使用法などをお伝えさせていただきました。
2日目はドイツ式入れ歯治療3種類についての講演でした。
なぜ、ドイツ式入れ歯が3種類もあるのか。
それは、どんな歯の残り方でも対応できるように、歯の残り方などによってドイツ式入れ歯治療の種類が変わってきます。
つまり、歯のない方は当医院では上下顎同時印象法という特殊な総入れ歯になるのですが、歯が1本でもあれば部分入れ歯、当医院ではドイツ式入れ歯治療が可能となります。
そのドイツ式入れ歯治療について、
私(佐藤孝仁)
小西先生(歯科医師)
中沢先生(歯科技工士)
の3人でバトンリレーをしながら講演させていただきました。
噛み合わせを考えて治療するドイツ式入れ歯治療はとても多くの方に喜ばれている治療です。
しかし、私たちが治療をできる方々はどうしても限られてきます。
多くの先生方にこのドイツ式入れ歯治療を学んでいただき、私たちが見ることのできない一人でも多くの歯で困られている方のお役に立ちたいという思いでこのような研修をさせていただいております。
今後もより良い歯科治療のために何かお役に立てるようにお手伝いができればと思います。