精密な治療法としてインプラント治療があり、興味はあるが、治療後のトラブルなどをインターネットで調べてみて、インプラント治療に思い切って挑戦できないことはありませんか?
その一方、患者様の経験上、入れ歯という言葉自体に嫌なイメージがあったり、良く咬めそうにないなど悪いイメージがあったりしませんか?
※あわせてこちらの記事もご覧ください:
⇒ 入れ歯治療がいいのか?インプラント治療がいいのか?
インプラント
利点
1 | 天然の歯のように顎の骨に固定するため、比較的違和感がなく固いものを噛むことができるようになります。 |
2 | 隣の歯を削る必要がないため、他の歯に負担がかかりません。 |
3 | 差し歯のような形を作れるため、比較的見た目が天然歯に近くなります (歯周組織の喪失状態によっては、義歯の方が良い場合がございます)。 |
欠点
1 | 歯槽骨を切削する必要があります。そのため、血管や神経を傷つけたり、術後の後遺症や死亡事故を起こしたりすることがあります。 |
2 | 全身疾患がある場合には、治療できない場合があります。 |
3 | 骨から体外に直結する構造のため、天然の歯周組織と比べやや感染の危険性が高くなります。従って人工歯根(インプラント)を維持するためには、メインテナンスと日常での適正なセルフケアが必要となる。 |
4 | 自由診療(保険外診療)のため、現状ではかなり多額の治療費がかかってきます。 |
5 | インプラント治療における大きなデメリットのひとつは治療期間が長いことです。また、インプラント手術から最終補綴物(被せ物)を被せるまで、確実性を重視する場合は半年程度の期間がかかり、それまで患者はある程度の不自由を課せられます。 |
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テレスコープデンチャー
利点
1 | 保険の入れ歯で見られるクラスプ(バネ)がないため、審美性に優れています。 |
2 | クラスプ(バネ)で固定する場合よりしっかりと固定され入れ歯の動揺が少なくなります。 入れ歯全体を小さくする事が可能なため違和感が少なくできます。 |
3 | 支台歯を負担がクラスプ(バネ)の入れ歯と比べて軽くなる(支台歯に側方力がかからない)。 |
欠点
1 | 内冠等を被せるため支台となる歯を削る必要があります(特にコーヌスの場合は神経を取ることがある)。 |
2 | 非常に高い精度が必要ですので、技工サイドの高い技術が必要となります。 |
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欠点の解決できる理由
1 | 内冠等を被せるため支台となる歯を削る必要があります(特にコーヌスの場合は神経を取ることがある) |
これは当医院で使用している診療台はドイツ製のKAVOという椅子を使用しています。もちろん治療のために歯を削ることはありますが、高性能な器械を使用することによりほとんど神経を取ることはございません。
むしろ、神経は限界まで残すようにしています。それは神経を残して入れ歯をお作りした方がより長く入れ歯をお使いいただけるからです。
2 | 非常に高い精度が必要ですので、技工サイドの高い技術が必要となります |
当医院では医院内にこの入れ歯を作るのに必要な器械(日本では販売されておりません)があり、ドイツ式入れ歯の技工師が常勤してあります。
そのため、作ることはもちろん、修理もほぼすべて当医院で行うことができますのでご安心ください。