部分入れ歯とは?種類やメリット・デメリッ…

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部分入れ歯とは?種類やメリット・デメリット、費用を解説!

2026年10月28日

こんにちは。仙台から通える歯医者「佐藤歯科・矯正歯科医院」です。

歯の模型に装着した部分入れ歯

加齢や虫歯、歯周病、外傷などの理由で歯を失うことは、誰にとっても起こりうる問題です。歯を失ったまま放置すると、見た目の印象が変わるだけでなく、噛む力の低下や発音のしづらさ、残された歯への負担などお口全体に影響を及ぼすリスクがあります。

こうしたリスクを防ぐための方法の一つが、部分入れ歯です。特に、数本の歯を失った場合にも費用を抑えて機能を補える手段として、幅広い年代に選ばれています。

今回は、部分入れ歯の種類や特徴、メリット・デメリット、費用相場について詳しく解説します。部分入れ歯を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

部分入れ歯とは

部分入れ歯について歯の模型を手に説明する歯科医

部分入れ歯とは、一部の歯を失った場合に装着する取り外し可能な義歯のことです。歯が抜けたあと、そのままにしておくと見た目の問題だけでなく、噛む力が弱くなったり、隣の歯が動いて噛み合わせが悪くなったりすることがあります。

部分入れ歯は、そうした不具合を防ぐために、失った歯の代わりとなる人工歯を、残っている歯に固定して使います。固定には、クラスプと呼ばれる金属のバネや樹脂が使われます。

取り外しができるため毎日のケアがしやすく、費用も総入れ歯に比べて抑えやすいのが特徴です。高齢の方に使われるイメージがあるかもしれませんが、若い方にも適応される場合があります。

部分入れ歯の種類

金属床の部分入れ歯

部分入れ歯には保険が適用されるものと自費で作るものがあり、それぞれ使われる素材や構造が異なります。ここでは、代表的な種類を見ていきましょう。

保険適用の部分入れ歯

保険が適用される部分入れ歯は、費用を抑えたい方に選ばれています。基本的にはプラスチックの床と金属製のバネ(クラスプ)でつくられており、他の歯に引っ掛けて固定する構造になっています。

厚みがあって違和感を覚えやすい点がデメリットですが、短期間で製作できることや、費用を抑えやすい点はメリットといえます。

自費の部分入れ歯

自費診療の部分入れ歯は素材や設計に制限がなく、希望の仕上がりや装着感、機能性に合わせて自由に選択できます。保険診療の部分入れ歯と比べて費用は高くなりますが、その分患者さま一人ひとりの希望や生活スタイルに合わせた製作が可能です。

ここでは、主な種類をご紹介します。

ノンクラスプデンチャー

ノンクラスプデンチャーは、金属のバネ(クラスプ)を使わずに、歯ぐきに似た色の樹脂で入れ歯を固定するタイプの部分入れ歯です。見た目が自然で、口を開けたときも入れ歯をしていると気づかれにくいのが特徴です。

金属のバネが見えないため審美性に配慮しやすく、装着時の違和感も少ないため、見た目の自然さと着け心地のよさを両立したい方に選ばれています。ただし、保険が適用されないため費用が高くなりやすく、強度は金属よりも劣るとされています。

金属床義歯

金属床義歯は、歯ぐきに接する部分(床)を金属で作った入れ歯で、保険の入れ歯に比べて床が薄く作られています。そのため、装着時に違和感が少なく、自然な装着感が得られやすいのが特徴です。また、強度も高く、壊れにくいというメリットもあります。

ただし、素材によっては金属アレルギーのリスクもあるため、不安な場合は事前に歯科医師に相談しましょう。

コーヌステレスコープ

コーヌステレスコープは、残っている歯に特殊な金属のキャップ(内冠)を装着し、その上から入れ歯側の外冠をはめ込むことで固定する部分入れ歯です。残っている歯が4〜6本以上の方を対象に用いられます。

二重構造になっているためずれにくく、バネを使用しないことから審美性に配慮できる点がメリットです。ただし、製作には精密な技術が必要なため、取り扱いができる歯科医院が限られており、費用も高くなる傾向があります。

リーゲルテレスコープ

リーゲルテレスコープは、入れ歯の内側に鍵の役割をするレバーを組み込んで固定し、そのレバーを開閉して着脱する部分入れ歯です。残っている歯が5本以上の方を対象に、奥歯だけを失っている場合や、片側だけの治療などにも用いられます。

噛む力が分散される構造になっているため、支えとなる歯への負担を抑えやすい点がメリットです。ただし、調整や修理が必要になる場合があるため、定期的にメンテナンスを受けることが大切です。

レジリエンツテレスコープ

レジリエンツテレスコープは吸着する総入れ歯の設計をベースに、残っている歯に内冠をかぶせてはめ込む部分入れ歯です。内冠と外冠の間にわずかな隙間を設けて製作することで、噛む力を歯ぐき全体でバランスよく支えることができます。

残っている歯が1〜4本程であれば使用でき、将来もしその歯を失った場合でも、修理をしながら使い続けられる設計になっています。ただし、ほかのテレスコープ義歯と同じく費用が高額になりやすいため注意が必要です。

一般的な部分入れ歯のメリット

クリップで吊るされているメリットと書いた黒い紙

ここでは、部分入れ歯の代表的なメリットをいくつかご紹介します。

取り外し可能でお手入れしやすい

部分入れ歯は自分で簡単に取り外せるため、毎日のお手入れが行いやすいです。入れ歯本体を外して洗うことができるので清潔な状態を保ちやすく、お口の中の衛生環境を整えやすいというメリットがあります。

また、就寝時には外すことで、口の中の粘膜への負担を減らしやすくなります。

治療期間が短い

部分入れ歯の製作にかかる期間は、一般的に2〜5週間程度が目安です。数回の通院で済むことが多いため、すぐに噛む・話すといった機能を回復しやすい点がメリットです。

幅広い症例に対応している

部分入れ歯は、1本の欠損から複数本の欠損まで様々な症例に対応できるのが特徴です。

さらに、将来的に歯を失った場合でも、装置を修理・調整することで対応できるケースも多いです。患者さまのお口の状態やライフスタイルに合わせて柔軟に対応しやすいことが、部分入れ歯の利点といえるでしょう。

一般的な部分入れ歯のデメリット

クリップで吊るされているデメリットと書いた黒い紙

部分入れ歯には多くの利点がある一方で、いくつかのデメリットも存在します。治療前に知っておきたい主な注意点を見ていきましょう。

噛む力の回復度が低い

部分入れ歯を装着することで咀嚼機能の回復が期待できますが、天然歯のように強い噛む力を回復させることは難しいとされています。

特に硬い食べ物や弾力のある食べ物を噛む際には、違和感や不便さを感じることがあります。そのため、食事の際に食べ物を小さく切ったり、やわらかい食材を選んだりといった工夫が必要になる場合があります。

装着時の違和感がある

部分入れ歯は人工物であるため、装着した際に口の中に異物感を覚えることがあります。特に装着初期には、しゃべりづらさや食べ物の味が変わったように感じることもあり、人によってはストレスになる場合もあります。

この違和感は徐々に軽減していくことが多いですが、慣れる時間には個人差があります。無理に使い続けず、違和感が強い場合は歯科医師に相談しましょう。

定期的なメンテナンスが必要

一般的な部分入れ歯は一度作れば終わりではなく、定期的な調整やメンテナンスが必要です。残っている歯の状態や顎の骨の吸収などにより、入れ歯がわずかに合わなくなることもあるため、年に数回は歯科医院でチェックを受ける必要があります。

また、入れ歯そのものの変形や摩耗も徐々に進むため、長く使うためには定期的な管理と調整を継続することが大切です。

部分入れ歯の費用

黄色と白のツートンの背景と白い計算機

部分入れ歯の費用は、保険診療か自由診療かによって異なります。以下でその違いについてご説明します。

保険診療の費用

保険診療で製作される部分入れ歯は、プラスチック(レジン)製の床と、金属のバネ(クラスプ)で構成されています。費用の目安は、3割負担の場合で5,000円〜1万5,000円程度です。

歯の本数や治療内容によって費用は前後しますが、経済的な負担を最小限に抑えたい方に選ばれています。

自由診療の費用

自由診療で作る部分入れ歯は、素材や設計に制限がなく、より自然な見た目や着け心地のよさを目指せます。一般的な自由診療の費用は10万円〜60万円程度が目安ですが、使用する素材や設計、歯科医院の方針などによっては数百万円になることもあります。

また、自由診療の場合は、治療後の調整や修理などに別途費用がかかる場合もあるため、事前に費用の内訳や保証内容について説明を受けておくことが大切です。

まとめ

部分入れ歯に満足して笑っている女性

部分入れ歯は、歯を失った際に見た目や機能を補うための治療法の一つです。保険診療と自由診療で選べる種類が異なり、それぞれにメリットとデメリットが存在します。見た目や装着感、費用などの違いを理解し、自分に合った部分入れ歯を選びましょう。

特に自由診療では、ノンクラスプデンチャーや金属床義歯など、より仕上がりや着け心地に配慮した入れ歯を選ぶことも可能です。選択肢が多いからこそ、歯科医師と十分に相談し、ご自身の生活スタイルや希望に合った治療計画を立てることが大切です。

部分入れ歯を検討されている方は、仙台から通える歯医者「佐藤歯科・矯正歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院は、患者さんの中の一人ではなく、「唯一無二」の一人として向き合うことを意識して診療にあたっています。歯周病、虫歯でお悩みの方、口元が老けてしまっている方、インプラント以外の治療法を検討されている方、通常の入れ歯が嫌な方、噛み合わせが悪化している方、若くして歯を失ってしまった方、ぜひ一度お気軽にお問い合わせください。

当院のホームページはこちら、WEB予約も受け付けておりますのでぜひご覧ください。

佐藤 孝仁

■この記事の監修者

佐藤 孝仁
経歴
  • 平成23年3月 昭和大学歯学部 卒業
  • 平成23年4月 東北大学病院総合診療科 研修
  • 平成24年4月 医療法人社団秀峰会稲葉歯科医院 勤務
資格・所属学会・団体
  • 日本顎咬合学会 認定医
  • IPSG包括歯科医療研究会 理事
  • 昭和大学歯学部 歯科医学生賞 受賞
  • 第36回日本顎咬合学会 学術大会・総会 ポスター発表優秀賞 受賞
  • 第37回日本顎咬合学会 学術大会・総会 ポスター発表最優秀賞 受賞
  • IPSG包括歯科医療研究会 各種講演
  • 震災チャリティーのための研修 主催講演
  • 他歯科医療の研究会 ゲスト依頼講演
  • 日本顎咬合学会 講演発表 など多数
  • IFOCS 国際機能矯正臨床研究会 GRADE2

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